皮膚は0番目の脳

皮膚には五感が存在する

先日(2022.4.27)放送されたNHKの番組Humanience Quest 「皮膚は0番目の脳」で紹介された皮膚の驚きの機能をお伝えしたいと思います。結論から申し上げると、皮膚は触覚だけでなく、視覚、聴覚、嗅覚、味覚細胞を持ち、脳よりも先に感知して、情報処理をしているという事実です。また、胎児の脳の発達において、一番最初に起こるのが皮膚、とりわけ触覚の発達であるということが放送されました。

カンガルーケア

人類は体毛を失って脳が巨大化しはじめました。妊娠7週からはじまると言われる触覚の発達が人間らしさを育成していると言えそうです。「肌で感じる」「皮膚感覚」は本当にあり、私たちは皮膚が喜ぶことをすると、より豊かさ、心地よさを感じる事ができるかもしれません。

少数民族である裸族では、赤ちゃんは裸でお母さんと密着して過ごすため、ほとんどぐずらないそうです。日本でもカンガルーケア(産後素肌で触れ合う事)が浸透してきましたが、人間が素肌で触れ合うことにはたくさんのメリットがあるということが分かってきました。

新型コロナの影響で、他人との接触が禁止されてしまう現在、せめて家庭内でのスキンシップを増やしてオキシトシン(幸福ホルモン)をつくり、脳を安心させてあげましょう。また、自分自身でもなでなでして、「いつもがんばってくれてありがとう」とねぎらいの気持ちを伝えてあげましょう。自然の中の鳥のさえずりや、川のせせらぎといった高周波の音に皮膚が触れると、脳の報酬系が活性化することも分かってきました。皮膚のすごい役割は、これからも発見されていくかもしれませんね。

皮膚のねじれをとって、柔らかくすることは、体の健康、心の健康につながっていくよね~♪と嬉しくなった番組でしたので、皆様にシェアさせていただきました。ねじれる方向は当院で確認してセルフケアに活用してくださいね。

Health lab Hatai 女性専用整体